自動車を所有している人は、まず少なくても自賠責保険に加入していうと思われます。自賠責保険はしかし、もしもあなたが自動車事故を起こして、相手にけがや死亡させてしまった場合の賠償金を支払うためだけの保険です。例えば、物損事故を起こしてしまったとか、事故を起こしてあなたかあなたの同乗者がけがをしてしまった場合でも、自賠責保険では補償の対象にはなりません。そこで、自動車保険と呼ばれていますが、任意保険を使って、上で紹介した自賠責保険ではカバーできない部分を補う必要があるわけです。現在のところ、自動車をもっている人のうち7割くらいの人は、何らかの任意保険に加入していると言います。ところで、もし自動車を売却することになれば、この自動車保険についても見直しをする必要があります。
まず自賠責保険ですが、もし有効期間が自動車を売却した段階で1カ月以上残っている場合には、廃車をしたときには、日割り計算をして残存期間に応じて保険料が返却されます。しかしもし自動車を売ったということになれば、この返戻金を受け取ることができないので、注意しましょう。自動車保健の場合、廃車はもちろんのこと、自動車を売ってしまったことで解約をしたいというのであれば、保険の残存期間に応じて、返戻金が戻ってくると思います。解約の手続きもありますので、保険会社にコンタクトをとるといいでしょう。
ちなみに自動車を売って、新しい自動車を購入するという買い替えを検討している人もいるでしょう。この場合には、現在加入している自動車保険を引き続き、新しい自動車に対しても適応することができます。ただしこの場合、保障をする対象の自動車が変わってしまいますので、契約内容が少し変更になります。場合によっては、今まで支払ってきた保険料も変わってくる恐れがあります。その点についても保険会社の方に連絡をとって、どのような扱いになるのかということを確認しておきましょう。この時できれば、納車をする時に、新しい自動車の車検証をもって、保険会社に相談することをお勧めします。
自動車の買い取りについては、車の買取相場を把握できるようなインターネットのサイトもいろいろと出てきています。このため、慎重に吟味をして、どこの買取業者に売るか、真剣に考える人も多くなっています。しかし自動車保険の取り扱いについては、いまひとつ無関心という人も多いので、意識をしておくようにしましょう。